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ジムその他鳥取県

TM ネクストラボパーク(株式会社クラリティサポート)

鳥取の複合スポーツ施設がKEYVOX × STORES予約連携で6:00〜23:00のほぼ無人運営を実現。屋内野球練習場・パーソナルジム・フリートレーニング施設を少人数体制で運用する地方DXモデル

TM ネクストラボパーク(株式会社クラリティサポート)

施設概要

「TM ネクストラボパーク」は、株式会社クラリティサポートが鳥取県で運営する複合スポーツ施設です。屋内野球練習場「ティーズスタジアム」、パーソナルトレーニング施設、フリートレーニング施設「MM フィット」の3業態を同一建物内で統合運営しており、小学生の野球チームから高齢者のリハビリ利用まで、幅広い層が早朝6時から夜23時まで自由に利用できる地域に開かれたスポーツインフラとして機能しています。

課題

地方都市である鳥取で複合スポーツ施設を立ち上げるにあたり、最大の壁となったのは「人」と「コスト」の問題でした。地方のスポーツ施設は有人運営が一般的で、スタッフの常駐による人件費負担は経営を圧迫する大きな要因となります。一方で、利用者からは「営業時間外でも自由に練習したい」「予約から入館までを完結させたい」という強い需要があり、有人運営では応えきれないニーズが存在していました。

導入前にはリモートロック型のスマートロックも検討・運用していましたが、現場では複数の課題が顕在化していました。物理ボタンの操作が固く、利用者を入口で待たせてしまう。Wi-Fi 同期のタイムラグで開錠までに数秒〜十数秒のラグが発生する。さらに、予約システムと鍵管理が別システムで運用されているため、利用者の予約情報と鍵発行が連動せず、運営側の手作業が残ってしまうという二重管理の状態でした。

他社の鍵管理サービスも比較検討しましたが、月額2〜3万円のサブスクリプション型が多く、小規模施設にとっては費用対効果が見合わない水準でした。「完全無人化」「低コスト」「予約システム連携」という3条件を同時に満たすソリューションは、市場にほとんど存在しないという結論に至っていました。

導入ソリューション

これらの課題に対し、TM ネクストラボパークでは KEYVOX を全フロアの入退室管理基盤として導入し、予約システム「STORES 予約」との API 連携による QR コード対応スマートロック運用を開始しました。

施設のメイン入口には、特注ドアにも対応可能な柔軟性を持つ SESAME と連携した KEYVOX クラウドを採用。利用者が STORES で予約を完了すると、予約時間のみ有効な暗証番号と QR コードが自動発行され、利用者は到着後にスマートフォンをかざすだけで入館できる導線を構築しました。

ティーズスタジアム入口 — バッティング&トレーニング施設の鍵管理を KEYVOX で自動化
ティーズスタジアム入口 — バッティング&トレーニング施設の鍵管理を KEYVOX で自動化

QR コード解錠は、従来の物理ボタン式が抱えていた「押しにくさ」「反応の遅さ」を完全に解消し、利用者は数秒で入館を完了できるようになりました。また、複数フロア(1階の野球練習場、2階のジム)のアクセス権を管理画面から一元管理することで、業態ごとに異なる利用時間帯やプラン設定にも柔軟に対応。エリア単位の権限制御により、施設全体を少人数でコントロール可能な運営体制へとアップデートしました。

KEYVOX を採用した決め手は5点に集約されます。

- STORES 予約システムとのシームレスな API 連携 — 予約と鍵発行を一気通貫で自動化

- 買い切り型の導入コスト — 月額サブスクリプションに依存せず、小規模施設でも採算が合う

- QR コードによる直感的な解錠 UX — 高齢者から子どもまで誰でも迷わず使える

- デザイン性の高い端末 — 施設のブランディングを損なわない外観

- 複数施設・複数フロアの鍵を1つの管理画面で一元管理

特に「コスト」と「使いやすさ」の両立が、最終的な意思決定の決め手となりました。

トレーニング環境

館内には 4D-Stretch をはじめとする本格的なトレーニング機材が整備されており、フリートレーニング会員は早朝から深夜まで好きな時間に利用可能。野球場側ではバッティング練習やピッチング練習を行う野球チームやアスリートが、ジム側ではパーソナルトレーニング・フリートレーニング会員が、それぞれの予約枠で並行して利用できる構成となっています。

MM フィット内観 — 4D-Stretch 等のトレーニング機材
MM フィット内観 — 4D-Stretch 等のトレーニング機材

成果

KEYVOX 導入により、TM ネクストラボパークは早朝6時から夜23時までの17時間営業を、ほぼ無人体制で実現しました。最大の成果は、圧倒的なコストパフォーマンスの改善です。他社サービスと比較して月額費用を大幅に圧縮しつつ、買い切り型端末を選択したことで、小規模施設でも持続可能な経営基盤を確立しました。

運用面では、鍵の受け渡し業務がゼロに。オーナーは本業に集中しながら、副業としての施設運営を自動化させることに成功しています。スタッフ対応に要していた時間は、施設の改善活動や新規サービス企画に振り向けられるようになりました。

利用者側の効果も顕著です。「営業時間に縛られず練習できる」「無人だから気兼ねなく利用できる」という地方の利用者ニーズに応えたことで、これまで取りこぼしていた層を新たに獲得。特に、放課後・休日に集中する小中学生〜高校生の野球チーム、早朝・深夜に練習したい社会人アスリート、平日昼間にリハビリ目的で通う高齢者など、時間帯ごとに異なる顧客セグメントが共存する施設へと進化しました。

冬季は屋内野球練習場の需要が大きく伸び、降雪期にも安定した稼働率を確保。「地方でも無人スポーツ施設は成立する」というモデルを実証する事例となっています。

利用状況・ユーザー反応

実運用の中で見えてきた利用傾向としては、QR コード解錠は若年層・スマートフォン慣れした層から特に高い評価を得ています。一方で、シニア層や予約を頻繁に行う常連利用者は、安定して使える暗証番号入力を好む傾向もあり、QR / 暗証番号の二系統を提供している KEYVOX の柔軟性がそのまま運用上の強みとなっています。

導入初期は、KEYVOX の通知メールと STORES の予約完了メールが別々に届くことで「鍵情報が届かない」という問い合わせも発生しましたが、案内導線の改善とテンプレートの調整により、現在は問い合わせ件数も大幅に減少しています。

課題と改善要望

実運用の中から得られた、今後の改善ポイントも明確になっています。

- 予約システムと鍵通知をさらに統合した UI/UX の構築

- QR 利用の促進(暗証番号依存からの段階的移行)

- メールタイトル・通知内容のカスタマイズ余地拡大

- 利用導線(予約→鍵受取→入館)の更なる分かりやすさ向上

- 高頻度利用環境におけるデバイス選定(SESAME / PiACK 等)の最適化

これらは KEYVOX のロードマップにも反映され、継続的な機能改善が進められています。

今後の展望

TM ネクストラボパークでは、KEYVOX の運用を起点に、さらなる事業拡張を計画しています。

現在未使用となっている3階スペースを活用した時間貸しスタジオ・宿泊・サテライトオフィスへの転用、施設全体のさらなる DX 化、スタッフルーム等を含むエリア単位での鍵連携制御、そして同様の複合スポーツ施設モデルを他地域のバッティングセンター運営者へコンサルティングする「ノウハウの横展開」など、KEYVOX を基盤とした事業拡大の構想が進んでいます。

お客様の声

「以前使っていたシステムは、ボタンが固かったり Wi-Fi の同期待ちがあったりと、お客様を待たせてしまうことがありました。KEYVOX は QR コードでパッと入れるので非常にスムーズです。何より、STORES と連携できてこの低コストで運用できるのは、僕らのような小規模施設にとって本当にありがたいですね。今後は3階の空きスペースや、他地域のバッティングセンターのコンサルティングにも、この KEYVOX の仕組みを積極的に横展開していきたいと考えています。」

― 株式会社クラリティサポート

総括

KEYVOX の導入により、TM ネクストラボパークは低コストかつ柔軟な無人運営を実現し、複合スポーツ施設の効率的な運営基盤を構築しました。地方という制約の中でも、予約 × 鍵管理の連携、6:00〜23:00 のほぼ無人化、利便性向上を同時に両立した本事例は、小規模施設における DX 推進の有効なモデルケースとなっています。

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